この記事ではサンクロレラaとはどういうものか?
どのような効果があるのかなどについて書いてあります。
またクロレラの効果について一部論文もありましたのでそちらも参照しています。
サンクロレラaとは
サンクロレラaは、サン・クロレラ株式会社が販売する栄養補助食品で、主成分としてクロレラを含んでいます。
クロレラとは、高度な栄養価を持つ淡水性の単細胞緑藻類の一種で、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。
サン・クロレラA(粒)は、からだ作りの土台である「タンパク質」と からだの潤滑油の役割を果たす「野菜の栄養素」が同時に摂れることが売りとなっています。
サンクロレラaの主要成分とその特徴
クロレラにはビタミンA、B群、C、E、Kのほか、必須アミノ酸、非必須アミノ酸、ミネラル、食物繊維、タンパク質などが含まれています。
これらの栄養素は健康維持に欠かせない成分です。
それぞれの栄養素が健康にどういう影響を与えるかについては下の表を参照してください。
栄養素 | 効果 |
---|---|
ビタミンA | 視力の保持、免疫力の強化 |
ビタミンB群 | エネルギー代謝、神経機能の健康維持 |
ビタミンC | 抗酸化作用、肌の健康維持 |
ビタミンE | 抗酸化作用、細胞膜の保護 |
ミネラル(カルシウム、マグネシウムなど) | 骨や歯の健康、神経伝達や筋肉の収縮 |
タンパク質 | 筋肉や組織の構築と修復 |
これらの栄養素が豊富に取れる理由としてはクロレラの「C.G.F.」と呼ばれる成分が関係しています。
C.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター)の役割
サンクロレラaの最大の特徴であるC.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター)は、クロレラが持つ独特の成分で、クロレラの成長因子とも訳されます。この成分は核酸やアミノ酸などで構成される複合体であり、クロレラから抽出できるのはわずか数パーセントに過ぎません。そのため、非常に貴重な成分とされています。
サンクロレラaの栄養成分
主要成分以外にも、サンクロレラaの栄養成分は非常に豊富です。
以下が、サンクロレラa(100gあたり)の主な成分になります。
成分 | 量 |
---|---|
一般組成 | |
水分 | 4.2g |
脂質 | 11.8g |
たんぱく質 | 56.6g |
糖質 | 10.9g |
食物繊維 | 10.3g |
灰分 | 6.2g |
熱量 | 397kcal |
ビタミン類 | |
葉緑素 | 2,370mg |
クロロフィルb | 検出される |
カロテン | 31,500mcg |
ビタミンB1 | 1.55mg |
ビタミンB2 | 4.76mg |
ビタミンB6 | 1.84mg |
ビタミンB12 | 230mcg |
ビタミンC | 14mg |
ビタミンD | 1,360mcg |
ビタミンE | 6.2mg |
ビタミンK1 | 1,240mcg |
ビタミンK2 | 検出されない |
ナイアシン | 45.9mg |
パントテン酸 | 1.79mg |
葉酸 | 1,400mcg |
ビオチン | 227mcg |
イノシトール | 318mg |
ミネラル類 | |
カルシウム | 433mg |
鉄 | 113mg |
マグネシウム | 298mg |
亜鉛 | 1.13mg |
銅 | 0.52mg |
カリウム | 1,020mg |
ナトリウム | 46.5mg |
ヨウ素 | 検出されない |
リン | 1,320mg |
マンガン | 5.02mg |
クロム | 500mcg |
アミノ酸組成 | |
イソロイシン | 2.03g |
ロイシン | 4.48g |
リジン | 3.14g |
メチオニン | 1.24g |
フェニルアラニン | 2.58g |
スレオニン | 2.49g |
トリプトファン | 1.09g |
バリン | 3.09g |
ヒスチジン | 1.04g |
シスチン | 0.65g |
チロシン | 1.94g |
アルギニン | 3.26g |
アラニン | 4.17g |
アスパラギン酸 | 4.71g |
グルタミン酸 | 6.03g |
グリシン | 2.99g |
プロリン | 2.56g |
セリン | 2.12g |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 2g |
n-3系脂肪酸 | 2.1g |
n-6系脂肪酸 | 2.2g |
その他 | |
GABA | 13mg |
ルテイン | 192mg |
クロレラの科学的根拠
サンクロレラa(クロレラ)の効果を裏付ける科学的根拠は実際にあるようです。
以下では、その中からいくつかの研究結果をピックアップしました。
免疫力の向上
私たちの体は常に外部からの攻撃に晒されています。
ウイルスやバクテリア、有害な物質など、これらの攻撃から体を守るのが免疫システムです。研究では、クロレラが免疫機能を向上させる可能性が示唆されています。
特に注目すべきは、脂多糖(LPS)を用いた実験です。
この実験では、サンクロレラaを摂取したマウスの白血球(免疫細胞)が増加し、その結果、免疫力が向上したことが報告されています。
この結果は、マウスの研究ではありますが、クロレラが私たちの免疫システムを強化し、病気から体を守る助けをする可能性を示唆しています。
コレステロールの低下
サンクロレラaは、コレステロールの値を下げる作用も持つことが示されています。これは、心血管疾患のリスクを下げる可能性があることを意味します。
具体的には、2014年に行われたランダム化プラセボ対照試験で、クロレラの摂取がトータルコレステロールとLDL(悪玉)コレステロールを有意に減少させることが示されました。
これらの結果は、クロレラが健康なコレステロール値を維持し、心血管疾患の予防に役立つ可能性を示しています。
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ブドウ糖値の改善
糖尿病は世界的に増加している重要な健康問題です。
日本でも糖尿病患者は多くいますね。
この病気は血糖値が正常範囲を超えることで起こります。クロレラの摂取が血糖値を改善する効果がある可能性が、いくつかの研究で示されているようです。
たとえば、2012年に発表された研究では、2型糖尿病患者に対してクロレラを投与したところ、空腹時血糖値とHbA1c値が有意に低下したと報告されています。
これらの研究結果から、クロレラが血糖値を改善し、糖尿病の予防と管理に役立つ可能性があることが示されています。
サンクロレラaの継続的な飲用とその効果
サンクロレラaは、その効果を最大限に引き出すためには、一度の摂取ではなく、継続的に摂取することが推奨されています。
一度に大量に摂取しても体内で一部しか吸収されないため、毎日少量ずつ摂取することで、体内に溜まった栄養素が効率よく利用されます。
この点は、クロレラ自体が持つ豊富な栄養素とC.G.F.の存在が影響しているそうです。
具体例でいうと、サンクロレラaに含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素は、日々の食事から摂取するよりも確実に体内に取り込むことができます。
特に、ビタミンB群はエネルギーの代謝に関与しているため、長期間にわたって摂取することで体調の改善につながることが期待されます。
また、サンクロレラaの抗酸化作用や免疫力向上の効果も、継続的に摂取することでより顕著になると考えられます。ただし、この点については個人の体質や生活習慣によるため、一概には言えません。
サンクロレラaの長期摂取における注意点
サンクロレラaは自然の成分からできているため、一般的には体に悪影響を及ぼすことは少ないと考えられますが、長期間摂取する際には注意が必要です。
- 個々の体質やアレルギーの有無によっては、体調不良を引き起こす可能性があります。特に、初めてサンクロレラaを試す場合は、少量から始め、体の反応を見ながら量を増やしていくことをおすすめします。
- サンクロレラaにはビタミンKが含まれています。ビタミンKは血液を固まりやすくする働きがあるため、血液を薄くする薬を飲んでいる人は医師と相談することをおすすめします。
- 妊娠中や授乳中の女性は、サンクロレラaを摂取する前に医師と相談することをおすすめします。
長期間にわたるサンクロレラaの摂取は、体内の栄養バランスを整え、健康の維持や向上に寄与する可能性があります。
しかし、自身の体調やライフスタイルに応じて適切な量を摂取することが大切です。
その点は自分の体と相談しながら様子を見るのがいいでしょう。
口コミについて
サンクロレラaについての口コミを調べたところAmazonでは7割以上(星5と4の合計)が高評価となっていました。
高評価の理由として「便通が良くなった」点や「飲みやすさ」などが挙げられていました。
一方で低評価の理由としては「効果が感じられなかった」というものも。
(ただし、健康被害などの報告は見られませんでした。)
口コミとしては大方は良い評価がされていますが、効果については個人によるというもののようです。
最後に
以上が、サンクロレラaについてでした。
その豊富な栄養素と効果により、健康維持や美容効果などが期待出来ます。
しかし、効果の程度や体験は個々に異なるため、あくまで参考の一部として捉えてください。
人生を楽しむにも仕事に精を出すにも、健康あっての事なので日頃から気をつけたいところですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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